VIVE・VIVE Proを購入するのに適したPC選び

VIVEやVIVE ProでVRを始めるには、対応した相応のスペックのPCが必要となります。

今回はPCの選び方と、おすすめのPCを紹介します。

PCの選び方

PCを選ぶ際のポイントは、「VR READY」であることと、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の要求スペックを把握しておくことです。

それぞれ順にご紹介します。

VR READYのPCを選ぶ

VR READYとは、一般的なVRデバイスを快適に動かすことができる性能を持ったPCであることを、グラフィックスボードメーカーであるNVIDIAが認定する制度です。

ゲーミングPC等個人向けのGeForce GTX 1060以上・CAD等企業向けのQuadro M5000以上のGPUと、それを十分に動かせるCPUやメモリを積んでいることが認定要件となっています。

まずは、このバッジを基準に製品を絞り込むと良いでしょう。

HMDの要求スペックを確認する

次に重要なことは、HMDの要求スペックを確認することです。

大抵のHMDはVR READYであれば動作しますが、VIVE Proに関しては、NVIDIAはGeForce GTX 1070以上を推奨しています(HTCは1060以上で問題無しとしています)。

VIVE Pro
CPU Intel® Core™ i5-4590 もしくは AMD FX™ 8350 の同等品またそれ以上
GPU NVIDIA® GeForce® GTX 1060 もしくは AMD Radeon™ RX 480 の同等品またそれ以上 一覧を確認する
RAM 4 GB RAM以上
出力端子 DisplayPort 1.2 以降
USB USB 3.0 以降 1口
OS Windows® 8.1, Windows® 10 以降

 

より性能の高いGPUを積むに越したことはないのですが、高額になってしまう為、VIVEにする場合は1060にすることも検討すると良いでしょう。

おすすめのPC

ここでは、私も利用しているおすすめのPC(ブランド)を紹介していきます。

ALIENWAREシリーズ

ALIENWAREは、企業向けワークステーションで有名なDELLのゲーミングブランドです。

ゲーミングデスクトップのフラッグシップであるAREA-51をはじめ、VR完全対応のミドルタワーのAURORA、どのサイズでも快適なVR体験が可能なノート型のALIENWARE13/15/17があります。

ALIENWAREは冷却構造が非常に優れており、非常に高負荷なVRの映像処理を容易くこなしてくれる安心感があります。

各所に配されたプログラム可能なLEDは、高い質感のボディとマッチして高級感溢れる仕上がりになっています。

機能面でもキーボードは心地よい打鍵感が出るようしっかりとキートラベルが確保されていますし、15種類のプログラム可能なマクロキーが搭載されています。

重いのが玉にキズですが、性能を考えれば我慢出来る範囲です。

快適なVR体験を求める方には、自身を持っておすすめ出来るシリーズです。

Precisionシリーズ

Precisionは、DELLの法人向けブランドです。

タワー型(ラック型含む)・ノート型があり、それぞれ3000/5000/7000の3つのシリーズに性能別でわけられています。

企業でVR導入を検討されている方には、7000シリーズの導入をおすすめします。

タワー型は写真の様に複数枚のグラフィックスボード搭載に対応し、Dual CPU・複数ストレージの搭載にも対応し、圧倒的な性能を発揮します。

ノート型はQuadro P5000の搭載が可能となっており、VRに完全対応しています。

また、VIVE・VIVE Proのどちらでもケーブルを取り回し易いよう、映像出力(HDMI・Mini DisplayPort)とUSBポートが本体側面に並んで設計されています。

どちらも予算に合わせて柔軟に構成することが可能ですので、是非検討してみてください。

参考

Precisionシリーズ販売サイトDELL

その他の注意点

PCとヘッドマウントディスプレイ以外に購入が必要な、その他の注意点をご紹介します。

映像変換ケーブルの準備

PC購入時に忘れがちなのが、映像変換ケーブルです。

PCモニタ・ヘッドマウントディスプレイ以外に、体験者の視点を大画面モニタに表示する等、外付けモニタを接続するシーンは多いかと思います。

特に大画面モニタはTVを利用することが多いと考えられますが、TVはHDMI入力が基本です。

PC側のHDMIポートが無かったり(Quadroシリーズ)、ヘッドマウントディスプレイの接続に使っていると、残りのポートからHDMIへ変換する必要があります。

価格も1000円程度のものからありますので、PCと併せて購入しておくと良いでしょう。

VIVE Proハンズオン 〜Mini DisplayPort接続の罠〜

USBポート増設

特にノート型の環境では、USBポートは2つ程度であることが多く、マウスのドングル(レシーバー)・ヘッドマウントディスプレイを接続してしまうと、他のデバイスを繋ぐ余裕がありません。

また、VIVEトラッカーの活用を始めると、トラッカー1つにつきUSBポートを1つ使用しますので、タワー型でも足りなくなる可能性があります。

そうならない為にも、USBポートを増設できるUSBハブを併せて購入しておくと良いでしょう。

接続する機器数にも寄りますが、4個程度であれば電源無しで、それ以上であれば電源有りで動作するものを購入するようにして下さい。

まとめ:快適なVR体験にはPC選びが最重要!

いかがでしたでしょうか。

VRは進化も早いため、PC性能に余裕が無いと新しいデバイスやコンテンツに対応できなくなってしまう可能性があります。

今回ご紹介したPCは比較的高額ですが、現時点最強クラスの性能で構成可能で、長く使える可能性が高いです。

余裕の性能は快適なVR体験にも繋がりますので、是非検討してみて下さい。