VIVE、VIVE Proのトラブルシュート事例

VIVEやVIVE Proを使用している方の中には、上の様なエラーが出て困った経験をした方も多いのではないでしょうか。

今回はそういった事例を一つでも解決すべく、私が経験したトラブルとその対処方法についてご紹介します。

エラーコード208:映像信号のトラブル

映像信号線やグラフィックスボードに問題があると、エラーコード208が表示され、起動できなくなります。

このエラーは以下を試すことで比較的簡単に解決します。

グラフィックスドライバの更新

NVIDIAのドライバダウンロードページより、ご自身のPC環境に適したドライバーをダウンロードします。

参考

グラフィックスドライバダウンロードNVIDIA公式サイト

GeForce搭載PCであれば、ここで躓くことはないのですが、企業などでCAD系端末などのQuadro搭載PCを利用している場合、ダウンロードタイプの項目を選択する必要があります。

ダウンロードタイプ横の?マークをクリックするとわかりますが、VRを利用する場合はQNFを選択します。

あとはダウンロード・実行して画面の指示に従っていけば更新完了です。

Steamアプリと共に、定期的に最新化すると良いでしょう。

接続ケーブルの確認

グラフィックスボードからリンクボックス間の接続ケーブルのトラブルでよくあるケースは、フルHD対応のケーブルを挿してしまうことです。

「フルHD」と聞くと、性能が高そうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はフルHDの解像度は 1920 x 1080 しかなく、VIVE Proの 2880 x 1600 はもちろん、VIVEの 2160 x 1200 に対しても解像度が足りず、結果として接続エラーとなってしまいます。

これを防ぐには、製品に付属する4K対応ケーブルを使用するのが一番ですが、VIVEに付属するのはHDMIケーブルの為、DisplayPortとDVIしか搭載していないQuadro搭載PCでは、変換が必須となります。

変換ケーブルについても4K対応品が必要となりますのでご注意ください。

また、VIVE ProについてはDisplayPortケーブルが付属していますので、ほとんどのグラフィックスボードで使用可能ですが、ラップトップなどの環境では、変換が必要な場合がありますのでご注意ください。

VIVE Proハンズオン 〜Mini DisplayPort接続の罠〜

それでも解決しない時

上記2点によって、エラーコード208は大半のケースが解消すると思われますが、それでも解決しない時は以下を試してみてください。

・グラフィックスボードの違う場所から出力する

・変換の仕方を変えてみる

・ケーブルに緩みがないか確認する

特に、古いグラフィックスボードでは、DVI-DとDVI-Iという、一見同じように見えて異なる規格の出力端子が存在したりしますのでご注意ください。

(私の経験ですが、かつてQuadro K5200を使用していた際、DVI-Iでのみ接続が可能でした。。。)

その他のエラー

映像信号以外にも、様々な要因で起動しない可能性があります。

USB接続ポートの確認

こちらの記事で紹介させて頂いた様に、端末によっては使用するUSBポートが決められている場合があります。

また、USB2.0のポートでうまくいく場合もありますので、正常に起動するまで様々なポートを試してみることをおすすめします。

SteamVRのアップデート

SteamVRのバージョンが古いと、グラフィックスボードとの間で不整合が起きたりして上の様なエラーが出ることがあります。

オンラインで使用している方は自動的にアップデートされますが、オフラインで使用している方も定期的にオンライン化し、アップデートするよう心掛けましょう。

困った時の再起動

他のソフトでも良くあることですが、PCを再起動するだけで状況が改善することがあります。

上記の一連のトラブルシュートを実施しても解決できない場合や、エラーが出た直後に、取り敢えず再起動してみることで案外解決してしまうこともありますので、試してみてください。

それでもダメな時

特に、VRが世の中に出る以前のPCやグラフィックスボードでは、上記の全てを実施したとしても解決できないことがあります。

OSも最新である方が望ましく、Windows7環境でのトラブルも多数確認されています。

最近のPCやグラフィックスボードは、VR動作要件を満たすものには上の様に「VR READY」の記載があります。

これを参考に、思い切って買い換えるというのも選択肢の一つとして検討してみてください。

まとめ:常に最新化でトラブルを未然防止

いかがでしたでしょうか。

グラフィックスドライバの更新・SteamVRの最新化・端末の最新化など、最新の状態に保つことはトラブルの未然防止になります。

特にVR関連ソフトウェアのアップデートは毎週の様に行われていますので、定期的にオンライン環境で更新することをおすすめします。