バーチャルYouTuber百ッカソンが炎上した問題点とは

バーチャルYoutuber百ッカソンとは、ニコニコ動画を運営するドワンゴが所持するコンテンツ「ニコニコ大百科」と「ハッカソン」が融合した言葉です。

ハッカソンとは?

複数のIT技術者やシステム開発者などが会場にこもってプログラムを書き続け、プログラム開発のアイデアや力量を競うイベント。通常は1日から1週間程度の期間で開催される。プログラムの改良を意味するハックhackやハッキングhackingと、マラソンmarathonを組み合わせた造語である。#コトバンクより引用

ニコニコ大百科内がキャンペーンを告知

2018年4月にニコニコ大百科内で下記のキャンペーンを展開することが発表されました。

  • バーチャルYoutuberの記事を1000人分作成すること
  • 300人分の記事が作成された時点で記事を作成、編集したユーザーにアマゾンギフト券を500円分プレゼント(全員)
  • さらに記事が増えればその度に報酬を与える予定。

キャンペーン企画はすぐに広まり、執筆時点では280を超える記事の作成・編集が行われています。

 

 

バーチャルYouTuber百ッカソンの問題点

現在でも1000人を超えるバーチャルYoutuberを一挙にまとめたい。

という運営の思惑とは裏腹に、キャンペーンに対するバーチャルYoutuberの反応は冷ややかでした。

ユーザーが指摘する問題点は以下

  • 情報に対する正確性がない
  • 情報がバーチャルYoutuberに対する非難となっている(dis)
  • そもそも他プラットフォームであるYoutubeコンテンツをまとめるのはいかがなものか?
  • プレミアムユーザーのみに記事の作成・入力権限がある(修正され一般会員にも権限が付与されるようになりました。)
  • 記事にされることがバーチャルYoutuber自身で拒否できない

といった複数の問題が挙げられました。

この問題の一番の問題点と言えるのが 報酬が欲しいために書く稚出な記事作成 です。

運営が何故こんなキャンペーンを展開するのかと言うと、これからどんどん検索されるであろうバーチャルYoutuberのアクセスを根こそぎ取りたいが為ですね。

しかしながら、ドワンゴは自社で記事作成をすることなく二次創作の一環としてユーザーに記事を作成してもらうといった建前で安価で自分たちの労力が掛からない方法をとりました。

この手法自体は問題ではないと思う。二次創作としてユーザー達が交流しあえる場にするのはプラットフォーマーとしても有意義なものであるとは思います。

ただ先ほども述べた通り「報酬がもらえるなら何を書いてもいい」という利益目線でユーザーが記事を書くのなら、当然バーチャルYoutuberをディスるだけの記事や品質の低い記事が出来上がることは容易に想像することができたと思います。

人は性質上、相手の良いところよりも悪いところの方が見つけやすい。

思い入れもなく書きなぐるだけなら書いているうちに無意識にそうなってしまう可能性もあるでしょう。

これに対してドワンゴは二次創作であるから検閲や修正はしないし、コンテンツホルダーの許可も取らず作成しても問題ないという姿勢でいます。

これがドワンゴの望んだ二次創作であるならば、ニコニコでも活動しているバーチャルYoutuberは一度考えたほうが良いのかもしれない。

 

ネット上で匿名だからではあまりに悲しい

この一連のキャンペーンを受けて引退したバーチャルYoutuberの報告も見かけました。

私自身は、初心者ではありますが皆さんがワイワイ楽しくやっているのを見て、バーチャルの世界に飛び込む為に3DCGモデルを作成している最中ですが、その難しさに何度やめようと思ったか数えきれません。

そんなことから、一生懸命時間をかけて知識のない人が作った創作物を、単に批難や嘲笑う事しかできないのであればそれはとても悲しいことだと思います。

もちろんパブリックな場所で公開しているのだから、様々な意見の中には批判もあります。

ディスでもなんでも反応してくれるということは、多少なりとも興味があるということなのですから。

 

「匿名だから」や自社や自身の身を省みずに安易な発言や行動を行うことは、ネットでも以前から問題になっています。

VRやバーチャルユーチューバーの発展を願う身として、もう少し丁寧な行動がとれなかったのかなと思っています。