ゆるキャラ経験者が語るVtuberの可能性

今回のタイトルは「ゆるキャラとVtuberって性質が似てるなぁ」と思ったので書きました。

架空のキャラクターや自分以外の容姿となりコミュニケーションをとるという行動はゆるキャラもVtuberも同じです。

大きく違うのは”現実“なのか”バーチャル“なのか。

去年12月頃から始まったVtuber一大ブームが一過性のものなのか、それとも新たな革命の始まりに過ぎないのか。

ゆるキャラ経験者が思うところを書いていきます。

 

Vtuberとゆるキャラの違い

まず初めに、Vtuberにしか出来ないこと、ゆるキャラにしか出来ないことを考えてみました。

Vtuber(※参考:ミライアカリさん)

  • 距離や場所(天候等)に影響されない
  • バーチャル空間が作成できれば実質出来ないことがない
  • アバターの造形が自由にできる。

 

ゆるキャラ(参考:くまモンさん)

  • 実際に触ると生地の感触がある。
  • 喋らないキャラであれば人が自由に交代できる。

実はあまり思いつきませんでした。

ゆるキャラで出来ることってVtuberは大抵出来てしまうのです。

ゆるキャラって思ったよりコミュニケーションのハードルが高くて、移動が大変だったり、前が見えなかったり雨だとイベントに出られなかったり。

私が担当したゆるキャラはさらに造形が複雑で階段の昇り降りすらできませんでした。

そしてリアルなゆるキャラに唯一許された”喋らない“という行為も、交代できる利点以外ははっきり言ってマイナスの効果しかありませんでした。

※喋れるキャラはユーザー(主に子供たち)と意思疎通が出来るので印象に残りやすい。

 

Vtuberがもてはやされる2つの特徴

参考:輝夜月さん

ゆるキャラは可愛らしい見た目と動きが最大の特徴で、2012年頃に盛り上がりのピークを魅せました。

容姿+声(ギャップ)が現在人気のVtuberの大きな特徴です。

多くのVtuberは大抵女性のアバターをしていて、可愛らしいものが多いです。

声は可愛くなくてもいいです。可愛らしい見た目とおじさんの声がギャップになり人気になったバーチャルのじゃロリ狐娘youtuberおじさん(あってるかな?)のねこます氏や、特徴のある声色を持つ輝夜月(ルナ)さんが代表でしょう。

容姿が可愛くなくても人気のあるVtuberももちろんいます。大抵はギャップによるところが大きいと思います。

 

ゆるキャラブーム黎明期はほとんどのゆるキャラが喋ることをしなかったので喋れるキャラクターが珍しいのと自分の言葉に反応してきちんと言葉で返してくれるゆるキャラはより人気になっていきました。(非公認〇〇の妖精とか)

Vtuberはゆるキャラとは違って容姿も自由自在。

ゆるキャラは造形に制限があったり、複雑なものは制作費自体がかなり掛かります。(私が担当したゆるキャラは70万円くらいでした)

汚くなったらクリーニングをし、汗をかいたらファブリーズと夢のない情景を幾度となく見てきましたがVtuberにはそういった現実自体が存在しないのです。

 

Vtuberはやがて(芸能)タレントになると思います。

先日リリースされたバーチャルキャストもそうですが、VRの世界の壁が徐々に低くなっているのを感じます。

誰でもVRライブ可能になる!?「バーチャルキャスト」を視聴してみた

現在は高額なVRゴーグルも時代の流れと共に手に入りやすくなっていくと思います。

大抵の方がVRを見るだけの方になると思うのでスタンドアロン型のDaydreamやOculus GOなどで手軽に視聴するのがスタンダードになると思います。

2018年のベストセラーVRゴーグル型ヘッドセット5選

配信する方はVRゴーグルとそれに繋ぐPCがあるだけで、あとは無料で手に入れられるツールでライブ配信が可能になります。(今はここですね)

現在はメディアの主軸がTVメディアからインターネットメディアへと長い期間を経て移行していっている最中です。

AbemaTV等などではまだまだ芸能人の方々が放送に出られていますがやがてはそのポジションはVtuberが担っていく可能性が大いにあると予想します。

※低コストでできる企画が無限大なので

既存TVメディアと違うのは”完全に番組に参加できるということ”でその名の通りスタジオまで見に行くことができるのです。

リモコンの赤ボタンを押すことが双方向のメディアとは言えません。

実際にスタジオに気軽に遊びに行き、目の前のタレントを見て企画に参加できるというのはテレビの次の時代のスタンダードになれると確信します。

それが実現したとき、果たしてどれだけのVtuberが輝いているのかは私にもわかりません。

ゆるキャラはピーク時は様々なメディアやコラボを果たしブームとなりましたが2018年現在は一部を除いてほとんどのゆるキャラがご当地キャラクターという本来の目的に戻って活動しています。

これは既存TVメディア等が取り上げなくなったことが大きく起因していて自身での発信力が弱いゆるキャラは淘汰されていきました。

Vtuberは元々自身で発信をしている方がほとんどなのでただ発信していればよかったゆるキャラ業界よりも数倍生存率が低くなります。

基本的な性質はYotuberと一緒なので常に魅力的なコンテンツを配信し続けなければならない使命を背負ったVtuber達を今後も温かく見守りたいと思います。